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Bioshifter
Supercozi 3rd album
Genre : Electronica, Techno, Chill
Fruits From The Future
Supercozi 2nd album
Genre: Techno , Electronica
Luxury Addict
Supercozi 1st album
Genre : Electronica , Chillout
Babylondon
Zen Lemonade 2nd album
Genre : Electronica , Downtempo
Lemon Soul
Zen Lemonade 1st album
Genre : Psychedelic Trance, Chillout
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Chill Out compilations / EPs

Mutantribe
Compiled by Supercozi
Genre: Down Tempo , Electronica
Chillpresso 2 - Dari Bali
V.A / Compilation
Genre : Chillout, Downtempo
Chillpresso 1 - Dari Bali
V.A / Compilation
Genre : Chillout, Downtempo
D.I.V.E ( Single )
Supercozi
Genre: Chill Out
BIASA - Deep Inside The Bamboo Forest
Gus Till & Supercozi
Genre : Chillout, Electronica
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Dance compilations / EPs

Notorious Biscuits
V.A / Compiled by Supercozi
Genre : Techno, Tech-House
Addiction Remixes ( EP )
Zen Lemonade
Genre : Psy-Trance, Prog-Trance
Addiction ( EP )
Zen Lemonade
Genre : Progressive Trance
Morphing Jack ( EP )
Zen Lemonade
Genre : Progressive Trance
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Supercozi

 

 

Title  :  Bioshifter ( バイオシフター )

Electronica, Techno, Chillout, Experimental
Label  :  Hypo=espresso Records / Wakyo Japan
Released year   : 2015 ( デジタルリリースのみ )

トラックリスト :
 
1.   Melt ( メルト ) 8:05
2.  Bioshifter ( feat. Puck )( バイオシフター ) 4:50 - Lyrics
3.   Nebula to Nebula ( feat. Martin Denev )( 星雲から星雲へ ) 8:03
4.   Dennis Hopper ( feat. Puck ) ( デニス・ホッパー ) 4:29 - Lyrics
5.   Owl in Me ( 私のなかのフクロウ ) 6:56
6.   Bad Ass Paradise ( バッド・アス・パラダイス ) 5:21
7.   Born Lickers ( ボーン・リッカース ) 5:30
8.   D.I.V.E ( feat. MC Reason )( ダイブ ) 6:17
9.   Feels Like Yesterday ( feat. Sophie Barker ) ( 昨日のことのよう ) 7:44 - Lyrics


’バイオシフター’は日本人プロデューサーSupercoziによる5年ぶり、3枚目のアルバムで、2002年より居をかまえるインドネシア/バリ島のセミニャックにある自宅スタジオで試行錯誤の実験をじっくり重ねながら製作された作品だ。

彼女と夫でありサイトランス界の黎明期より活動するプロデューサー、ガス・ティルによるトランス・ユニット、ゼン・レモネードが’サイケデリック’というキーワードを重視しているのに対し、ソロ名義では2005年リリースの’ラグジュリー・アディクト’以来テクノ、ハウス、ダブ、ベースミュージックにグリッチまたはエクレクティックなチルまで縦横無断にジャンルをクロスオーバーしながら独自の実験的なエレクトロニック音楽を追求し続けてきた。

そしてそのスタイルはこのアルバムをもって劇的な昇華を遂げたといえるだろう。

叙情的なテクノ’Melt’で幕をあけるアルバムは、グリッチにハウスの要素を融合させたタイトルトラック’Bioshifter’に’Dennis Hopper’、コズミックなチルアウト’Nebula to Nebula’(ブルガリアのプロデューサー、マーティン・デネブによるハービーハンコック風のピアノが’印象的)、’Feels Like Yesterday’、往年のThe Orbを彷彿とさせるようなサイケデリック・ベースミュージック’D.I.V.E’に’Owl in Me’、そしてテックハウス’Bad Ass Paradise’’Born Lickers’まで絶妙な バランスで展開していく。 ひとすじ縄ではいかないリズムの上に、アトモスフェリックなシンセの音を絵を描くように幾重にも配置させることにより出現するトリッピーなサウンドスケープ。その手法は前回のアルバムより格段に円熟味を増している。 またアルバム9曲中4曲にゲストヴォーカルがフューチャリングされており、イギリスの人気バンド、ゼロセブンのソフィー・バーカー、オランダのパック、また彼女の2枚目のアルバムでもコラボしているサンフランシスコのMCリーズンらによる歌声が、ムーディーでアブストラクトな音空間の中で耳に残るメロディーラインを存分に引き立てている。

’バイオシフター’というタイトルは彼女による造語で、バイオロジカルなシフト、’つまり’突然変異’や’加速していく進化のプロセス’を意味するのだという。Supercozi名義で発表されたファーストアルバムから丸10年目の今年5月にドロップされるこのアルバムにおいて、彼女はグローバルに認識されている数少ない日本人エレクトロニック音楽プロデューサーとしての立ち位置と、止まることなく進化し続けていくという意思というふたつのテーマを同時に見事に表現してみせたと言えるだろう。

All songs written & produced by Supercozi
Final Mix by Gus Till
Mastering by Gregg Hermetech
Cover : photo by Agus Pande

 

Band Camp : https://supercozi.bandcamp.com/album/bioshifter
 

 


 

Title : Fruits From The Future

Genre : Techno , Tech-House , Chill out
Label : Hypo=espresso Records ( Bali ) / Wakyo Records ( Japan )
Released year : 2010

Track list :

1. Snakeshed
2. A Ride
3. Trigger Happy Morons feat. Miquette Giraudy
4. Fruits From The Future
5. Do You Know Where Your Going feat. Reason
6. Bad Butterfly
7. Aksara feat. Minima Sheen
8. Under The Blazing Sun feat. Reason
9. A Ride ( Rennie Foster's Dirty Works Remix)
10. Fruits From The Future ( Ian Ion Remix )
11. Do You Know Where Your Going - Borrowed Time ( Misled Convoy Remix )


Supercozi名義でのセカンド・アルバム。1枚目よりローファイ感は薄まり、更にスペイシーなシンセのレイヤーやディープなサウンドスケープを散りばめたミニマルなテックハウス色の強い音世界を5曲で展開しているほか、3曲のフリースタイル&ダウンテンポ・トラックを加えた計8曲のオリジナル楽曲と3曲のリミックスを収録。
 トラック2、4ではいつものごとく自身がつぶやくように歌っている他、今回は2人のゲスト・ヴォーカリストをフューチャリング。
一人はサンフランシスコを拠点に活動するMC Reasonことアンドレアス・スミスでトラック5と8に参加。白人ながらルーツ・ミュージックの影響を色濃く受けたラガ・ヒップホップ・スタイルの歌声でマッシヴ・アタックにも通じるようなオルタナティブで力強い魅力をアルバムに与えている。
 二人目はサイモン・ポスフォード率いるサイケデリック・バンド、シュポングルのヴォーカリストとして活躍するサイケデリック歌姫、ミシェル・アダムソン( Minima Sheen は彼女のチルアウトネーム)でトラック7に参加。二人は古い友人で、コージーが2000年から2002年まで住んでいたイギリスの田舎デヴォンの家にミシェルがよく尋ねてきていた。このアルバム制作中にミシェルがバリ島のコージーと夫ガス・ティルの家に滞在していたことからこのコラボレーションが実現。タイトルの”アクサラ”はインドネシア語で”アルファベット”と言う意味で、コージーがエチオピアン・ジャズの巨匠Mulatu Astatkeにインスパイアされて創った6拍子の曲調と、ミシェル独特の呪術的な歌声が絶妙にハマり神秘的かつエキゾティックな曲に仕上がっている。
 またコージーが長年絶大なリスペクトを寄せるアーティストであり、2005年以来親しい交流を続けているシステム7のミケット・ジラウディがコラボレーターとしてトラック3に参加。スティーブ・ヒレッジとミケットがバリ島に毎年のように滞在しに来ることもあり、これまでにもコージーとガスのユニットZen LemonadeとSystem7名義でのコラボは幾度か実現しているが、コージーとミケットという2人の女性プロデューサーによるコラボはこれが初めて。お互いの持つテクノへのリスペクトがフェミニンかつ奥行きのある形で融合した作品となっている。
 アルバム後半に収められたリミックス”A Ride ( Rennie Foster's Dirty Works Remix) "(トラック9)を手がけたのは元東京在住で現在はカナダ拠点に自身のレーベルDirty Worksを主宰するテクノ・プロデューサー、レニー・フォスター。コージーが彼のアルバム” The War Of Art " の大ファンだったことからコラボが実現。レニーいわく”ジェット・コースターのようなリミックス”と表現したとおり、重ね合うシンセが加速するドライブ感を醸し出すレニー調がよくでたリミックスに仕上がっている。
 トラック10を手掛けたのはもとサイケデリック・トランスのパイオニア、コックス・ボックスそしてサイコポッドとして知られるイアン・イオン。2008年にデンマークからバリ島に移住したイアンとコージーは日頃から家族つきあいをしていることもあり、リミックスを快諾。トライバルでアップリフィティングなプログレッシブ・チューンへと生まれ変わった。
 アルバム最後をしめくくるのは日本でも知名度の高いニュージーランドのダブ・ユニット、ピッチブラックのマイケル・ホッジソン。MC Reasonの声をトリッピーにサンプル処理したディープなドローン・アンビエントとなっている。


Recorded at " Super Cocoon " studio / Bali
Final mix by Gus Till
Mastering by Ian Ion

 

CDを購入する: http://techno.to/item.php?id=D-HEDD005


 


 

 

Title : Luxury Addict

Genre : Tech-House , Electro punk house , Dub , Chill out
Label : Hypo=espresso Records ( Bali ) / Wakyo Records ( Japan )
Released year : 2005

Track list :

1. Tokyo Exotica
2. In My Handbag
3. Luxury Addict
4. Amber cats
5. Bonnie & Clyde 2005 ( Gus Till Remix )
6. Vanilla
7. Junk Boots
8. Lost In Seminyak
9. Blue Flamingo
10. Bamboobient


Supercozi名義でのファースト・アルバム。夫とのバンドZen Lemonadeの音世界がヘヴィーなサイケデリック&パンピングなトーンなのに対し、ソロ活動では彼女独自の折衷主義かつオルタナティブな音世界を開拓しようと実験を試みている作品といえる。テックハウスのグルーヴ、エレクトロ・パンク、ダークなギター・ダブ、アジアン・アンビエントなどが縦横に交錯しあう楽曲のうえに彼女が長年愛してきた映画音楽のフレイバーも盛り込まれている。
 テクノに目覚める前、彼女は東京で60年代から70年代にかけてのフランスのヌーヴェルバーグ映画、そしてアメリカのロード・ムーヴィーなどのサウンドトラックなどを沢山収集していた。そういった映画音楽へのオマージュはゼン・レモネードのファーストアルバムでも色濃く散りばめられているが、このソロアルバムでもそれがカットアップしたサンプルとなってトリッピーに処理を施され、まるで白昼に見るデジャブのようにあちこちに埋め込まれている。トラック5の” Bonnie & Clyde " (不況時代の30年代のアメリカに実在した男女二人組の強盗で、彼らを素材にした映画としてはウォーレン・ビーティーとフェイ・ダナウェイ主演による1967年アメリカ映画が有名で、フランス女優ブリジット・バルドーもセルジュ・ゲンスブールとコラボした同名のアルバムを1968年にリリースしている)などはその顕著な例といえる。
 彼女自身がこのアルバムを”ひねったラウンジ•テクノ、夜中のダブ、そしてトリップ・モンド・アンビエント”と表現するように、アルバム全体がアンダーグランドかつカッティングエッジなエレクトロニック・ミュージックとレトロなローファイ要素をサイケデリックなスパイスを効かせながら融合させようとした実験作品だと言えるだろう。その意味では1999年にデンマークのレーベルよりリリースされた " Super Cozy "で展開していたキッチュな世界観を更に進化させようと試みたアルバムといえる。

このアルバムは彼女が2005年にバリ島で立ち上げた自身のレーベル、ハイポ=エスプレッソ・レコードからの第一弾リリースでもある。

Recorded at " Honey Bunny Studio " / Bali
Final mix by Gus Till

Photography by Agus Pande , Album cover design by Yudi

Techno.to : http://techno.to/item.php?id=D-HECD001

 


 

 

Zen Lemonade

 

 

ゼン・レモネードは2000年に結成されたガス・ティルとスーパーコージーのユニット。サイケデリック&プログレッシブ・トランス、テックハウス、ダブ, ダウンテンポ・トラックを世界中のレーベルより多数リリースしている。

 

Title : Babylondon

Genre : Downtempo , Electronica , Chill out
Label : Electric Soundscapes ( Greece )
Released year : 2009

Track list :

1. Sky Dub
2. The Moon And A 1000 Offerings
3. Petrushka Pt.1
4. Verushka Pt.2
5. Babylondon
6. For Your Digitalize Only
7. It Doesn't Matter ( Seques Into Upacara )
8. Rodnet
9. Fall back In Time ( Zen Reggae )
10. fancy Dub ( The Return Of The Regyptian )

彼らのデビューアルバム ” レモン・ソウル ” から7年という長いインターバルを経て発表されたセカンド・アルバム。

サイケデリック・トランスを彼らなりに進化させ、当時まだ新しいスタイルだったプログレッシヴと融合させて新しいトランスの方向性を提唱したのがファースト・アルバムだったが、2枚目の今作はギリシャのチルアウト・レーベル”エレクトロニック・サウンドスケープ”より依頼されて制作されたアルバムという背景もあり、全編に渡ってジャンルという垣根を傍若無人に壊しまくるゼンレモ節が炸裂するオルタナなダウンテンポ・アルバムとなっている。

サイケデリックかつジャズのフレイヴァーの効いたキーボード、時に70‘sサイケデリック・ロック風で時に浮遊感溢れるギターのリフと宇宙的なソロ、トライバルなパーカッション、エキゾティックなガムラン、そしてシルキーなヴォーカルなどを骨太なダブのベースラインの上に重ね、エレクトロニックな技巧と凝りまくったエフェクト処理を極限までつきつめ洗練されたかたちで煮詰める、、、。まさにゼン・レモネード調ダウンテンポの王道をいくチューンがつまった内容だが、耳に心地よいだけの”ラウンジ系チルアウト”とは一線を画し、そこかしこにダークサイドが見え隠れするツイステッドな音世界が展開される。このアルバムをいったいどんなシチュエーションで効けばピッタリくるのか作った本人たちでさえサッパリわからない、いわゆる解り易い”ジャンル”と”ジャンル”の合間の異空間に産まれ落ちてしまった鬼っ子というべき1枚なのである。

 

ロンドンからはシステム7/ゴングのスティーブ・ヒレッジがギターで参加している他、オーストラリアのヴェテラン、リップバン・ヒッピーことジェフリー・へイルス(パーカッション)にサイモン・ポリンスキー(ベース)、ジョー・クライトン(ベース)、バリ島を拠点にするティム・バルケンバーグ(ギター)にサハラジャというワールド・ミュージックバンドを率い世界で活躍するリオ・シディック(トランペット)などがゲスト・ミュージシャンとして参加している。

 

70年代のサイケデリック・ロック、アヴァンギャルド・ジャズ、ブレイクビーツ、テクノ、トリップ・ホップにアンビエント、、それらをすべてコンテンポラリーなエレクトロニカという解釈のもとでミックスした意欲作である。リリースに先駆けて、トランス界の重鎮ジュノ・リアクターの世界ツアーの一環としてギリシャ/アテネで行なわれたギグのオープニング・アクトを努めた。その時の映像はこちらで見ることができる。


Read Zen Lemonade Interview on Morpheus Music : http://www.electronicmusicmall.com/Html/interviewzenlemonade.htm

Read review by Morpheus Music : http://www.tribe.net/recommendation/Zen-Lemonade-Babylondon/ca9da7c5-728e-439f-94b5-dfee6fa42963

その他ヴィデオはこちらで見れます。http://www.youtube.com/playlist?list=PL018DA13AD7CAF208&feature=edit_ok



 


 

 

Title : Lemon Soul

Genre : Psy & Progressive Trance, Chill out
Label : Dragonfly Records ( UK )
Released year : 2002

Track list :

1. Super Panam Calling
2. Juicy Science
3. Dark Star
4. Zodiac Guns
5. Cloud 19
6. Brazil Mon Amour
7. Pussy Galore
8. Spinning Metal
9. Midnight Basso Nova
10. Motherland

 

UKサイケデリック・トランス・シーンの立役者的プロデューサーの一人として、フライング・ライノやT.I.Pなどシーンを代表するレーベルより作品を多数リリースしていたガス・ティルとコージーは1999年のクリスマスの夜にオーストラリアのメルボルンで出会った。コージーはDJツアーでオーストラリアに滞在していて、ガスは7年ぶりにギグと里帰りをかねて弟アンドリュー・ティル(オーストラリアの先駆者的レーベル、サイ・ハーモニクスの主宰兼DJ)のもとに滞在していたところを、彼女がツアーを共にしていた友人DJツヨシとニック・テイラーの誘いで共に訪ねたところから交流が始まった。

 

その後バイロンベイで再会した二人は意気投合し、春に東京で合流したのちコージーはイギリスへ移住することを決意。ロンドンでしばらく過ごしたのちデヴォン州にスタジオ兼居をかまえ、さっそく共に音造りをスタートさせる。数曲つくったデモを聞いたUKサイ・トランスのパイオニア的レーベルドラゴンフライ・レコードの主宰者であり、プライマル・スクリームやThe OrbなどのプロデューサーだったYouthから熱烈なアルバム・リリースのオファーを受け、レーベルとサイン。その後1年近くかけて完成したのがこのファースト・アルバム”レモン・ソウル”である。シングルカットされた”プッシー・ガロア(タイトルはジェームス・ボンドの007映画”ゴールドフィンガー”に出てくるキャラクターの名前)”は当時まだ新しかったプログレッシブ・トランスとサイケデリックを融合させたうえに、映画からのサンプルをトリッピーに散りばめ、シネマティックなストリングスやヴァイオリンをドラマティックにフューチャーしたトラックで、ジョン”00”フレミングなどの大物DJより” 今シーズンのベストEP "などに選ばれ、ヘヴィープレイされる。

 

アルバムはその延長線上にある、トリッピーでサイケデリックなひねり満載の6曲のサイ&プログレッシヴ・トランス・トラックと、フリースタイルおよびチル4曲を収録。ガスのトレードマーク的なヒプノティックでディープなグルーブおよび卓越したアレンジ能力と、シネマティックなサンプルやとトリップホップ的なサウンドスケープを得意とするコージーのもつ独特の音楽的センスが見事にあわさり、1枚目にしてすでにゼンレモ調ともいうべきスタイルを確立しており、アルバムはリリース直後よりトランス・ファンや音楽批評家などから絶賛を浴びる。またそれにより世界中のフェスティバルからブッキングを受けるようになり、ライブ・アクトおよびDJとして世界を飛びまわる。

 

その後多数ドロップするひねったダウンテンポ楽曲群や、それぞれの多彩なソロ活動を見たときに、このアルバムが示した方向性はスタート地点として興味深い。

 

それはジャンルの垣根を貪欲にクロスオーヴァーしていくアティチュードの確固たる声明であり、サイケデリックとはせまいフォーマットの中に収まるべきものではなく、自由な発想の自己進化そのものにあることを高らかに宣言している内容だからである。

 

Album cover design by Mark Neal

 

ファン制作による”プッシー・ガロア”のビデオ:http://www.youtube.com/watch?v=6_81a_jzUNE&list=PL018DA13AD7CAF208&index=8&feature=plpp_video

Buy CD : http://www.psyshop.com/shop/CDs/dra/dra1cd053.html

Beatportのゼン・レモネードページはこちら(このアルバムは入っていません)http://www.beatport.com/artist/zen-lemonade/23585

 


 

Cozi

 

 

Title : Super Cozy

Genre : Break beats , Psychedelic Trance , Trip hop , Mond Lounge , Drum'n Bass , Ambient Groove
Label : Tender Production ( Denmark )
Released year : 1999

Track list :

1. Vital Walk 2012
2. Brain Surf
3. Astroid Lovers ( Brain Surf 2 )
4. Lounge #1
5. Hybrid Jupiter
6. Earthcore Calling
7. Beach-Guru
8. Space Dolphin
9. Universe
10. Bamboo
11. Beach-Guru ( Karaoke Version )

 

彼女が1999年にSupercoziというアーティスト名で活動を始める前に、はじめて100%セルフ・プロデュースおよびプログラミングにより完成させたアルバム。
ベーシック・トラックはすべて、東京/西麻布の彼女のせまいフラットで1997年から’99年にかけてヴィジョン・ソフトウェア、アカイのサンプラーCD 3000 ,ノヴェイションのスーパーステイション、そしてヤマハの小さなサウンドモデュールという超シンプルな機材を使って制作された。その上にヴォーカル(DJツヨシがトークなどでトラック2&6に参加している)やフルート、自身が弾くボサノヴァ・アコースティック・ギターなどのインストを、彼女のフラットから歩いて数分の距離にあり当時彼女の友人が所有していた30thスタジオでレコーディング、そのスタジオで当時アシスタント・エンジニアだったマコがミックスを担当して完成させた。
 
コージーは1998年から野外で開かれるサイケデリック・トランス・パーティーに通うようになりテクノおよびトランスに傾倒していったが、それ以前はニンジャ・チューンのアモン・トビン、ハーバライザー、DJフード、ワゴンクライストなどのトリップ・ホップ、ブレイク系アーティスト、またロンドンでロジカル・プログレッションを主宰していたLTJブケムやロニ・サイズなどのドラムン・ベースなどを愛聴していた。そのあたりの影響が非常に色濃く出た”サイトラ以前”のトラック(トラック1&4&6&8&10)と、まだ発見したてだったサイケデリック・トランスのエッセンスを見よう見まね(?)で取り入れ彼女の本来もつテイストと掛け合わせた”なんちゃってトランス風”もしくは”サイトラ以降”(トラック2&3&6など)のトラック、そして更に初期の頃やっていたバンド時代のポップなセンスがにじみ出たトラック(トラック9など)などが混在し、キッチュであると同時に勢いのある内容になっている。
 
1998年夏に岐阜県の根の上高原で開かれたイクイノックスフェスティバルで、コージーはデンマークのエレクトロニカ系インディー・レーベル”テンダー・プロダクション”の主宰者であり、アーティストでもあるトビー・トワンに出会い、その後トワンはこのアルバムのリリースをオファー。アルバムがリリースされた直後の2000年春にはデンマークのクリスチーナ地区にあるアンダーグラウンド・クラブとして有名な”ロッペン”でアルバム・リリース・ギグを行なった。
余談だが、アルバム制作中にコージーはまずデモをビースティー・ボーイズのレーベル、グランド・ロイヤルに送っていた。その後しばらくしてアメリカのレーベルから彼女のフラットに直接国際電話がかかってきて興味があるとの打診をうけたものの、そのときはすでにトビーのレーベルと契約しておりこのコラボは実現しなかった。
 
ジャジーなブレイク・ビーツからサイトランス風、トリッピーなモンド・ラウンジ、アンビエント・グルーブ、、幅広いジャンルをクロスオーヴァーしながら彼女の好きな映画音楽などの要素をサンプルカットアップして全体にスパイスのようにふりかけた音世界。アレンジは荒削りで音もシャープとは言えないものの、その後ゼン・レモネードやSupercozi名義でのトラックで聴くことのできる様々な要素が”種のように仕込まれた、まさにSupercoziのユニークで独特な音世界のルーツを垣間見えるアルバムといえる。

 

Last FM : http://www.last.fm/music/Cozi/Super+Cozy

Discogs : http://www.discogs.com/Super-Cozi-Cozi/release/587764

 

 

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